マルチ商法の注意点

皆さんはマルチ商法という言葉を耳にしたことがありますか?マルチ商法とは、商品を販売しながら「会員を勧誘するとリベート(報酬)が得られる」などの誘い文句で次々と会員を増やし、ピラミッド式に組織を拡大していく商法のことです。もともとマルチ商法とは「マルチレベルマーケティング」の略で、消費者による口コミを利用して連鎖的に販売行為を行うビジネスのことを指します。日本ではこれは「連鎖販売取引」にあたり、即違法ではありませんが、トラブルが非常に多く伴う商法として認識され、法律によって勧誘行為などに厳しい制限がかけられています。
最近では、「マルチ商法」という言葉を避け、「ネットワークビジネス」や「MLM(マルチレベルマーケティング)」などの名称で呼ばれることもあります。これはマルチ商法という言葉の悪いイメージを払拭するためにも使われているようです。一概には言えませんが、呼び名は異なっても、これらのほとんどが法律上は「連鎖販売取引」にあたります。また、中には特定負担(入会金や商品購入などの金銭的負担)を伴わないシステムもありますが、その取引の上でトラブルが起こりやすいことには変わりがありません。
では、マルチ商法の問題点やトラブルとは具体的にどのようなものでしょうか?それは、一般人(素人)が販売したり会員を勧誘するというそのシステムに原因があります。商売に詳しくない素人が、システムをよく理解せず安易に初期投資をして大きな損失をしてしまったり、身近な人間を無理に勧誘してしまい、最悪の場合は周囲との人間関係が破綻してしまったりなど、本人だけでなく周囲を巻き込んだ被害が問題になっています。
マルチ商法のよくある勧誘文句に、「誰でも頑張ったぶんだけ報酬がもらえる」や「絶対に儲かる」、「勝ち組になれる」などの甘い言葉にあります。もし、今後こういった言葉で勧誘を受けた場合には、相手が誰であれ全てを真に受けるのではなく、客観的に説明を聞くことが大切です。それが連鎖販売取引に似たシステムであれば、上記のように、トラブルが非常に多いビジネスだということを念頭に、冷静に判断をするよにしましょう。